今から40年前、
1970年ごろに出された本の復刻版です。
日本マンガ界の黎明期を支えた漫画家たちが住んだ、
1960年代の、
豊島区椎名町の木造アパートでの物語です。
まさに、貧しいけれども燃えていた人ばかり。
そして、努力の塊のような人ばかり。
みんな若くて、天才で、後の大物がゾロゾロ。
今読んでも、読み応えがあります。
昭和30年代の香りがプンプンして懐かしい。
オレも、昭和50年ごろに、
板橋の木造アパートの4畳半で暮らしたことがありますが、
若くて青臭くて、やたらと元気だった頃を思い出しました。
少しだけ、あの頃にタイムスリップさせてくれたような気がした、
懐かしさ満載の一冊でした。